みなさん、おはこんばんにちは! 今日も元気なMaringo Mamです!
今回は、【春から夏にかけて乳幼児がかかりやすい感染症、手足口病】について。
今年7月に東京都や神奈川県で、感染症『手足口病』患者報告数が警報レベルを超えたと発表されました。Maringo Mam は昨日、学生時代の友人4人で久々に会う予定でした。が、そのうち2人の子どもが手足口病に感染し、欠席に・・・(涙)
改めて手足口病が大流行していることを実感。
キーボードを叩く指先にも力が入るぜ・・・
【手足口病】って??
まずは、【手足口病】とはどのような病気なのかを確認しましょう。
主な症状
・高熱(約20%の人が38度以上の発熱を伴う)
・咽頭痛、口内炎
・発疹、水泡(7日~10日くらいで消えてくる)
多くの場合、初期症状として38度以上の発熱が2日程度続きます。その後、発疹や水泡が出てきて次第に発疹の数が増えてきます。
発熱はせずに、いきなり発疹や水泡が出る場合もあるので注意。
発疹が出る箇所
・手のひら
・手の甲
・指の間
・足底
・足の背
・ひざ
・ひざの裏
・手足の付け根
・腕
・おしり
・口の中
高熱の発熱後、これらの箇所に発疹が出てきたら手足口病を疑うべきでしょう
その他の諸症状
食欲の低下
口の中の水泡や口内炎、また喉の痛みにより、痛くて食べることが出来なくなります。
脱水症状
乳児でミルクやおっぱいを全く飲めない場合は、早めの受診をお勧めします。
下痢・嘔吐
手足口病も下痢や嘔吐を伴う場合もあります。
髄膜炎
手足口病は、まれに合併症として髄膜炎を発症する例もあります。
病院へ行こう
手足口病の症状は、体の表面に現れる発疹や口内炎が主となります。そのことから、皮膚科へ行くべきか、小児科に行くべきか迷う方も多いはず。
ここは迷わず、小児科へ
手足口病感染者の90%は、5歳以下の子どもです。手足口病が疑わしい場合は、症例に精通している小児科医に診断してもらいましょう。
手足口病の予防法
ここでは、手足口病の発症原因から予防法までを探っていきましょう!
【原因】
手足口病は、「コクサッキーA」「エンテロ71」などのエンテロウイルスに感染することで発症します。
10種類以上のウイルスが原因となるので、別のウイルスによって同じ年に2度発症することもあります。
【潜伏期間】
手足口病の原因ウイルス潜伏期間(感染後に発症するまでの期間)は、およそ2~5日です。発症前の潜伏期間中でも、他者に感染させてしまうことがあるので非常に厄介。
【感染経路】
・接触感染(発疹や水泡などの状態で、おもちゃや手を介して感染)
・飛沫感染(咳や唾液)
・経口感染(排せつ物など)
ひとたび感染者が出ると、いっきに流行ってしまうのもうなづける3経路です
【感染期間】
接触感染・飛沫感染など直接感染のリスクが高いのは、発症してから約2週間。
経口感染は、なんと約1ヶ月程の長い感染期間があります。これは、感染ウイルスが排泄物などに長期間とどまっていることが理由です。
【手足口病の予防法】
潜伏期間、感染経路・感染期間から、ひとたび手足口病が流行ってしまうと大変なのは想像しやすいかと。『もらって・あげて・返されて』なんていうのも、決して珍しいことではありません。
ポイントをおさえれば、予防は簡単! しっかり覚えておきましょう。
【手足口病予防】
・しっかりハンドソープで手洗い・うがいを。消毒をよくする
・オムツ交換の際、排泄物が飛び散っていないかをチェック
・トイレ周りを清潔に保つよう心がける
以上3点をしっかり守っていれば、手足口病感染リスクはグッと下がります
手足口病にかかってしまったら
しっかり予防策をとっていたとしても、残念ながら100%防げるわけではありません。手足口病に感染してしまった場合の対処法も確認しておきましょう。
特効薬はない
残念ながら、風邪と同じく手足口病の特効薬は現在のところありません。病院で手足口病と診断されても、特に『コレ!』といった薬は処方されません。対処法としては・・・
安静にして、自然治癒(ウイルスがいなくなる)のを待つ!
これに尽きます・・・
だいたい、発症してから7日~10日で症状は治まります。安静あるのみ!
ママさん・パパさんの心構え
効く薬のない、【手足口病】。子どもが感染すると、そこからママ・パパの長い長い(長く感じる?)看病生活がはじまります・・・
辛そうにしている我が子を見ながら、してあげられることがさほどない看病。それでも、親が知っておくべきことはありますよ。
解熱剤(座薬)はいつ使う?
手足口病は高熱が出るケースが多いもの。高熱を出すことで、子どもの体はウイルスと戦っています。そんな時に解熱剤を安易に使用するとにより、かえって体がウイルスと戦う力を弱めることになる可能性が! 症状の回復に、余計時間がかかることも。
そこで、Maringo mamはお医者さんに聞いてみました。解熱剤投入のタイミング!
《38.5℃の高熱時のケース》
☆ 話しかけた時に目の焦点はきちんと合っている
☆ ぐったりした様子でもない
☆ しっかりと眠れている
この状態なら、
解熱剤(座薬)は使用しなくて大丈夫!!
逆に《明らかにグッタリしている・とてもしんどそう・グズって寝れない》状態の時。この場合は、解熱剤(座薬)を入れて熱を下げ、子どもが休めるようにしてあげましょう。
しかしながら、解熱剤はあくまで対処療法。手足口病を治すには、子どもの体自体がウイルスに勝つ必要がある
【ステロイド】はダメ!ぜったい!!
手足口病の発疹・水泡に、塗る薬はありません。
発疹・水泡は、自然に消えていくのを待つこと。また水泡は出来るだけ潰さないように。つぶれた水泡から細菌感染することもあります。
そして何よりも注意したいのが、【ステロイド】。
手足口病の場合、ステロイドはウイルスを増殖させてしまう作用があるので絶対に塗ってはいけません! ぜったいです!!
《ステロイド》
皮膚の炎症を抑える軟膏。アトピー性皮膚炎やおむつかぶれ、あせも、ニキビなどの肌の炎症や、口内炎など様々なケースで処方される。
ステロイドは作用が強くすぐ炎症が治まるが、副作用もあるので注意が必要。
【まとめ】
今回の記事はいかがでしたか?
手足口病は、口や手足に水疱ができて熱がでて・・・ 親心としてはまさに、『痛々しくて可哀想!』。
集団で生活しているお子さんが集団感染にならないよう、できることをしてあげること。そう、予防が大事です!!
こまめな手洗い・消毒を心がけましょうね。