みなさん、おはこんばんにちは! 今日も元気なMaringo Mamです!
今回は【赤ちゃんの視力】についてのお話。見えてないのか?見えているのか?どれくらい見えているのやら・・・
疑問・《どんだけ見えている?》
現在埼玉のMaringo mam の実家には、3ヶ月前に双子を生んだ妹夫婦が里帰り中です。
双子ちゃんは夜は10~12時間睡眠で情緒安定、ニコニコ。スーパーベイビーズなので、泣かずにたくさん遊ばせてくれます。最近では双子ちゃんは生後4ヶ月に入り、目の焦点が合い、人や物を追うようになりました。
そんな時、我が家の第一子・くわちゃんがぼそりとこんな疑問を・・・
・・・赤ちゃん、どのくらい見えているのかなーー?
確かに気になるー!! いつ頃からどれだけ見えているのか? 我が子ながらよくぞそこに目をつけた。
新生児期~乳児期(1歳未満)の視力
赤ちゃんの視力。「どのように見えているのか」を一気に確認してみましょう。
新生児期(出生後28日未満)
視力は0.03くらい。
顔の正面にある物をじっと見つめるが左右の目の協調性はまだない。白黒のコントラストは認識。
生後1ヶ月
視力がやや向上する。
動く物を目で追う《追視》が機能する赤ちゃんもいるが、すぐに見失う。
生後2ヶ月
追視の機能が向上する。
パパママが顔を動かすと瞳を上下左右に動かす。人の顔と物を区別し、赤など原色系の色を認識する。
生後3ヶ月
視力は0.04~0.08。
左右の目の焦点が合うようになり、人や物の輪郭がぼんやりと分かる。
生後4ヶ月
目、鼻、口など顔のパーツが認識できるようになる。
生後5ヶ月
視力は0.06~0.08。
物が立体的に見え始める。
生後6ヶ月
視力は0.1。
数メートル先の物を認識できる。視野が広くなり、人の表情の変化をぼんやりだが認識する。その為、人見知りが出始める。
生後7ヶ月
視力は生後6ヶ月と大差ないが、一人でお座りできるようになると視野が一気に広がり、興味関心の向く範囲が広くなる。
生後8ヶ月
視力は0.1~0.15。
人の顔をはっきり認識し、焦点が合う位置なら細かい物も認識する。
生後9ヶ月
視力は約0.2。
目で見た人の表情や動きを、身体で表現しようとする(マネ)。また、後追いを始める赤ちゃんも増えてくる。
生後10ヶ月
視力は0.2~0.25。
人の表情や動きをしっかり認識して、マネや後追いをする。
生後11ヶ月
視力は0.3前後。
クリップ、ヘアピン、食べかすなど細かい物まで認識している。奥行きがしっかり分かるようになってきて、物や空間を立体的に認知する力がついてくる。
赤ちゃんの視力発達のために
誕生から1歳を迎えるまでに、赤ちゃんはとんでもないスピードで急成長します。特に、脳や視力の発達は著しいものです。
この時期を逃さず、ママ・パパは積極的に赤ちゃんとコミュニケーションをとり、刺激を与えて赤ちゃんの成長を促しましょう。
赤ちゃんにとって、適度な刺激は集中力や記憶力の上昇に大きな効果をもたらしますよ。
赤ちゃんの視力を刺激する遊び
赤ちゃんの年齢に適した【視力発達につながる遊び】をみていきましょう!
【新生児期】
赤ちゃんと視線を合わせることで、人や物をジッと見つめる(凝視)の練習になります。目から周囲の情報を取り入れて正しく認知する力も育まれます。
赤ちゃんと視線を合わせる時のポイント
・ママパパと赤ちゃんの鼻をピタッとくっつけます。赤ちゃんの注意をママパパに向けさせよう。
・赤ちゃんの焦点が合う位置まで顔を遠ざけていく(赤ちゃんの顔の真正面、30~50cmくらい)
・赤ちゃんの目を見つめながら、声をかけたり笑顔を見せたりしましょう。
【生後1ヶ月~】 動く物を目で追わせよう(追視)
追視とは、動く物を目で追うこと。赤ちゃんの追視が機能するようになるのは、生後1ヶ月頃からです。
動く物を目で追わせる練習を繰り返すことで、追視の機能を向上させるだけでなく、首の筋肉を鍛えられて、首すわりの時期を早める効果も得られます。
動く物を目で追わせる(追視)時のポイント
・赤ちゃんの目の前で、おもちゃを軽く揺らして注意を引く
・赤ちゃんがおもちゃに注意を向けたら、おもちゃをゆっくり上下左右に動かす
・赤ちゃんが追視できるようになったら、おもちゃを動かす幅を大きくしていく
・おもちゃの代わりにママパパの顔を見せてあげるのもGOOD!
生後まもない赤ちゃんのための《白黒赤絵本》。体を動かすことが少ないこの時期は、視覚から刺激を与えると脳の発達にとても良いです。
発達と遊びをセットで考えた子育てが可能になる絵本、オススメです!
【生後3ヶ月~】 赤ちゃんに鏡を見せよう
赤ちゃんは、鏡に映る自分を見ることでまず「自分」を認識します。それから自分と他人を区別するようになります。
生後3ヶ月の赤ちゃんは、まだ、鏡に映る赤ちゃんが自分だとは分かっていません。しかし、繰り返し見るうちに徐々に自分であることに気づきはじめるのです。
赤ちゃんに鏡を見せる時のポイント
・赤ちゃんに鏡の前に座らせ、鏡に映った自分の姿を見せる
(首がすわっていない場合は赤ちゃんをあお向けに寝かせ、ママパパが鏡を持って見せる)
・鏡に映っているのが自分だと気付いたら、鏡に向かっていろいろな動作を手助けしてあげる。そして赤ちゃんの反応を見る(赤ちゃんの手を振る、赤ちゃんのほっぺを膨らませるなど)
・ママパパも一緒に鏡に映る
【生後4ヶ月~】 色々な表情を見せてあげる
《にらめっこ》が、オススメ!
赤ちゃんは、ママパパの顔をじっくり観察してマネをしながら表情を獲得していきます。同時に、表情に合った感情も覚えていくものです。
また、赤ちゃんに色々な表情を見せてあげることで、脳の前頭前野(思考や創造性を担う脳の最高中枢)が鍛えられると言われています。
にらめっこしたり、話しかけたりしながら表情を変えると、赤ちゃんとのコミュニケーションをとることもできて一石二鳥!
赤ちゃんに色々な表情を見せる時のポイント
・「にらめっこしましょ、笑っちゃだめよ、あっぷっぷ!」で表情を変える(驚いた顔、怒った顔、困った顔、笑顔など、普段あまりしない表情をたくさん見せる)
・赤ちゃんがマネするようになったら褒めてあげよう! 『同じ顔できたね~』など。
【生後5ヶ月~】 いないいないばぁで遊ぼう
《いないいないばあ》《おもちゃはどっちだ!?》の遊びは、いずれも赤ちゃんのワーキングメモリーを鍛える遊びです。
ワーキングメモリーとは
ある作業を行うために必要な情報を、その作業をこなす間だけ覚えておく記憶。物事の流れや展開を予測する力も養われていく。
いないいないばぁで遊ぶ時のポイント
・赤ちゃんが見ている前で、「いないいない~」と言いながら両手で顔を覆って隠す
・「ばあ!」という声と同時に両手を広げる
・赤ちゃんが驚いたり笑顔になったり反応があったら笑顔で声をかける
・赤ちゃんが慣れたら、タオルでママパパの顔を隠す。ママパパの顔を隠す時間を長くするなどバリエーションを増やす
おもちゃはどっち!?で遊ぶ時のポイント
・おもちゃを片方の手の平に置いて、両方の手のひらを赤ちゃんに見せる
・両手を閉じて、「おもちゃはどっち?」と質問する
・赤ちゃんにどちらの手におもちゃがあるか当てさせる
・赤ちゃんが慣れたら、見せたのと逆の手でおもちゃを握って隠す。おもちゃを見せる時間を短くしたり、手の中に隠す時間を長くしたりする
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
月齢ごとにどんどん見えてくる赤ちゃんの目。そして視力を向上をすることで、前頭前野が刺激されることが分かりましたね!
あなたも、生まれた赤ちゃんとたくさんコミュニケーションをとり、視力の向上だけでなく赤ちゃんの急激な成長を促してあげましょう。