みなさん、おはこんばんにちは! 今日も元気なMaringo Mamです!
今回は出産に関するお話。【前駆陣痛と本陣痛の違い】について。
いよいよ出産予定日を間近に控えた妊婦さん。その時に焦らなくて済むよう、前駆陣痛の症状や時期、本陣痛との違いを知っておきましょうね。
【前駆陣痛】とは
前駆陣痛
子宮の収縮によって起こる間隔が不規則な痛みのこと。分娩に発展しない陣痛。
前駆陣痛の時は、まだ子宮口も開いていない事が多く、初産の場合は本陣痛との境がわからないので不安になります。《偽陣痛》とも呼ばれ、本陣痛の予行練習やウォーミングアップといわれています。
また、前駆陣痛はすべての妊婦さんに起こるわけではなく、症状もかなり個人差があるのが特徴です。全く前駆陣痛の症状が感じられないまま本陣痛を迎えて出産という場合もあります。
前駆陣痛、なぜ起こる??
前駆陣痛には本陣痛が始まる前に子宮を収縮させることによって、赤ちゃんの通り道である子宮下部や子宮頸管を柔らかくする目的があります。また、産道を柔らかくするためにさまざまな種類のホルモンが分泌されます。
前駆陣痛が起こるのは、子宮の中で大きくなった赤ちゃんが徐々に下がってくることにより、子宮が刺激され収縮を始めるためです。
《いよいよお産の時が近づいてくる!!》と、体全体がお産をスムーズに行うためにウォーミングアップを始めるのです。これが前駆陣痛の起こる原因!
前駆陣痛、いつ頃から??
前駆陣痛は、妊娠36~40週目から症状が現れることが多いです。
早い場合は妊娠8ヶ月目(妊娠28週~32週目)から。遅い場合は出産前数日前や数時間前に症状が出始めます。
夜中から明け方に起きる場合が多く、『一睡も眠れないで朝を迎えてしまう』ということも・・・
正産期にあたる妊娠37週以降の前駆陣痛は、本陣痛の前触れである可能性が高いので、前駆陣痛であってもいつでも病院にいけるように準備しておきましょう
前駆陣痛の【痛み・症状】
前駆陣痛は、以下のような症状や痛みがみられます。前駆陣痛が始まったら、まずは痛みの間隔を計り、本陣痛かどうかを判断しましょう
・下腹部が硬くなり、張りやすい
・姿勢を変えると痛みが和らぐ
・痛みの間隔が不規則
・痛みの強弱に波がある
・徐々に痛みが引いていく
・重い生理痛のような鈍痛がある
・腰が痛くなる
・胃や腸が締め付けられる
・下痢や便秘になる
症状には個人差があるので判断が難しい場合もあるかもしれません。
少しの変化にもすぐ気づけるよう、臨月に入ってからの体の変化については特に気にかけておきましょう
本陣痛の【痛み・症状】
前駆陣痛に対して、本陣痛最大の特徴は痛みの間隔が規則的になることです。以下、本陣痛の症状をチェックしましょう!
・時間の経過と共に痛みの間隔が規則的になる
・痛みが徐々に増していく
・痛みの範囲が広がっていく
・どのような姿勢をとっても痛い
臨月に入ってから、一定間隔でおなかに痛みがある場合は、迷わず病院へ連絡を!
病院への連絡のタイミングは自宅から病院までの距離、妊娠経過、出産経験などによって変わってきますが、目安としては痛みの間隔が10~15分になったら連絡をしましょう。
陣痛が始まると、いよいよ始まる出産に不安な気持ちが高まりますよね。しかし、不安な気持ちは子宮口を固くしてしまい、分娩時間を長びかせることがあります。
そんな時は、心に働きかけてくれる大好きな音楽を聴いたり、アロマをしたり、気持ちを落ち着けましょう。
そしてもうすぐ会える我が子に、『一緒に頑張ろね、大好きだよ!』と話しかけてあげましょうね。
どこで判断? 前駆陣痛と本陣痛の違い
前駆陣痛と本陣痛の決定的な違いは、
痛みが起こる間隔が不規則なのか、規則的なのか
という点です。
前駆陣痛の間隔は不規則で、痛みを感じる長さも短かったり、長かったりします。少し安静にしていれば、痛みが消えて行ったり、忘れたころにまた痛くなったりと、予測ができません。本陣痛のように等間隔で痛みが現れたり、間隔が徐々に短くなることもありません。
前駆陣痛の痛みはまた、本陣痛に比べれば弱く立っていられない程の激しい痛みをとをともないません。どんどん痛みが増すということもありません。
臨月に入ってからおなかに痛みを感じたら、まずは間隔を測ること
出産までの流れ 【おしるし】
おしるしは、《血液の混じったおりもの》のこと。
おしるしも前駆陣痛と同様に、赤ちゃんに出会える時が近づいている合図です。
出産までの流れ
前駆陣痛
↓
おしるし
↓
本陣痛
↓
破水
↓
出産
このような順番で進んでいくことが多いですが、おしるしは前駆陣痛とは違い、出産の10日ほど前から出産直前に起こります。
だが、注意! 前駆陣痛をまったく感じることなく、おしるしがあり本陣痛が起こるというケースも多々あります
おしるしが見られた場合には、出産がかなり近いことを指します。いつでも病院に向かえるよう交通機関の確認や入院準備をしておきましょう。
【まとめ】
今回の記事はいかがでしたか?
前駆陣痛と本陣痛、出産までの流れが頭に入っていれば気持ちに余裕がうまれます。
前駆陣痛はもうすぐ赤ちゃんに会えるサイン! 焦らず、おなかの赤ちゃんに意識を向けながら赤ちゃんと一緒に出産を乗り越えて下さいね。