みなさん、おはこんばんにちは! 今日も元気なMaringo Mam です!
今回は、近頃の子どもに多い【浮き指】についてのお話です。
『浮き指って、何??』 耳慣れないと感じる方も多いでしょうが、浮き指は子どもの成長に様々な悪影響を及ぼします。原因と改善策を紹介するので、チェックしてみてください!
- 【浮き指】って、ナンダ?
- 【なんと!5歳児の約90%が浮き指】
- 【浮き指が引き起こす悪影響】
- なぜ、なる子どもの【浮き指】??
- 【浮き指チェック】をしてみよう
- 【浮き指】になってしまったら
- 【浮き指】予防法
- 【まとめ】
【浮き指】って、ナンダ?
Maringo mam、先日気になる記事を発見・・・
『最近の子どもはゴリラ姿勢(肩や首が前に出ていて、膝が軽く曲がっていること)で【浮き指】である。そのため転倒しやすかったり、姿勢が悪い』
『同じ姿勢で長く立っていられなかったりすぐしゃがみこんだり… 体力や運動神経が悪いのかと思っていたら、これは《浮き指》が原因である』
実はMaringo Mam、この時初めて《浮き指》という言葉を知りました。調べてみると、厚生労働省の発表では近頃の小学生の50%以上が《浮き指》だとのこと。
痛みがないからと放っておくと、将来的にイライラやうつ病など精神的なものから腰痛や肩こり、関節痛などの原因にもなるらしい。
う〜ん… 我が子の健やかな成長を願うなら、これはいっちょ【浮き指】を知って、対策を練るべきでしょう。
【浮き指】を知る!
出典:外反母趾のカサハラページ
イラストのように、浮き指の人は足指が上がり不安定な2点歩行になっています。
人間の足は3点歩行をしなければならない構造になっており、3点をつくことによって初めてバランスが保たれるのです。
指が浮いているということは、足が2点でしか使われておらず、歩行時や運動時にかかる地面からの負担を足でしっかり吸収できていないのです。そのうちに、その過剰な負担は足で抑えることができなくなります。
そしてその負担は足より上に伝わり、体が歪んで小さな頃から肩こりに悩まされる慢性痛などさまざまな症状を引き起こしてしまうのです。
【なんと!5歳児の約90%が浮き指】
1980年当時、5歳児で浮き指が1本もない子は全体の93%でした。
2000年に、48%と約半分に減少。
2004年には、なんと8%しかいないという驚きの数字。
(兵庫教育大名誉教授 原田碩三の調査)
数字だけ見ると、2004年に90%以上の子どもが浮き指になっているということです。この調査から10年以上も経ちますが、いったいどれだけ増えているのか… 怖ろしいことです。
【浮き指が引き起こす悪影響】
浮き指になると、体にどんな悪影響がでてくるのでしょうか? たくさんありすぎて、正直コワイですよ
長時間立っていられなくなる
本来、【足の指】【指の付け根】【かかと】の3点で体重を支えるべきところを、指を浮かせ【付け根】と【かかと】の2点のみで立つためにバランスが取りづらくなります。
竹馬に乗った状態で直立しているようなもので、じっとしていられず、バランスをとるためにふらつきますが、指を使わないので踏ん張りがききません。
よって姿勢が安定せず、転倒もしやすくなってしまうのです。
余計に体力を使うことになる
体を支える面が狭いため、立っていても歩いていても、すぐ疲れてしまったりしゃがみこんだりしてしまいます。
筋力や体力がないというよりも、支えることができないと言うことが大きく影響しています。
体の歪みの原因になる
脳がバランスを取ろうとして変な体勢で体を傾け、体を歪ませてしまいます。また、猫背になったり左右の傾きによる背骨の歪みの原因となります。
骨盤が後傾すると、将来下半身太りの原因にもなりうるのでこれは防ぎたいところ。
腰痛・膝痛・関節痛の原因に
指を使って足裏全体で体を支えることができないと、地面からの衝撃が吸収・分散されにくくなります。すると、【ひざ】【背中】【腰】など関節部分への負担が大きくなっていきます。
成長過程でそれが当たり前になると、蓄積していったダメージが自律神経にも影響していきます。
うつや情緒不安定、キレやすい、疲れやすいと言った体質になってしまう可能性も…
まだまだある、【浮き指】が原因となる悪影響
・首こり ・肩こり ・頭痛 ・めまい ・胃腸障害 ・便秘 ・下痢 ・冷え
重心がかかとに片寄り、これに左右差が伴うため、足裏が不安定になります。この足裏の不安定を補うため、脊椎の最上部にある「首」が効率的に補いやすいので、首に異常が起こるケースが多いといいます。
近頃小中学生の肩こり・首こりが増えているのは、【浮き指】が原因の一部かも。『足と健康』はとても深く繋がっていることが分かりますね。
なぜ、なる子どもの【浮き指】??
でも、現代の子どもの【浮き指】が増加傾向にあるのはナンデなのーー??
それは、『現代っ子』ならではのライフスタイルに理由がありそう・・・
あまり歩かない
昔と比べて現代の子どもは車やバスで幼稚園に通ったりと、自分の足で遠くに出かけることが少なくなってきているように感じます。
外で走り回る機会が減って遊びは室内、と言ったことが多くなっているのが原因。
・砂場や土の上など、体重移動によって足裏の接地面が変わる場所で遊ぶ機会が少なくなった
・足の指を使う木登りや相撲やかけっこなどの、踏ん張ったり蹴り出したりする遊びをせず、足裏全体を使う機会が少なくなった
アスファルトの上や床の上など、バランスを取る必要が無いところで過ごす機会が多くなったこと。これにより、足の筋力の発達が少なく、そもそも足の裏全体を使った歩き方を知らずに成長することが大きな原因と考えられる。
裸足になることが少ない
足の裏にはツボがたくさんあります。砂場や土の上などのデコボコしたところを裸足で歩くと、その刺激がダイレクトに足裏に伝わります。
足の裏に刺激が加わると、指も含め足裏をグッと握りしめる反射が起こりますよね。デコボコしたところではツボが反応し、足全体で接地面に食いつこうとします。
ところが幼少期から厚底の靴、靴下やスリッパを常に履いている生活が続くと、地面からの刺激を感じにくくなります。そしてこのツボも刺激を受けることなく、発達せずに鈍くなってしまうのです。
足の指で踏んばるという力が弱くなり、反応も鈍くなっていくわけです。
合わない靴を履いている
子どもはすぐに大きくなるので、あらかじめ大きめの靴を履かせてしまいがち。
それが、【浮き指】の原因になることが!
サンダル、ツッカケ、ブカブカの靴など、脱げやすいものを履いていると、脱げないよう止めるために自然と指を反らせてしまいます。
これが習慣化すると、足の指もそれが当たり前のようになって反ってしまいます。
【浮き指チェック】をしてみよう
「世界一受けたい授業」というTV番組で紹介されたチェック法。簡単なので、あなたもトライ!
用意するもの:割り箸2本と輪ゴム
1. これを十字に組んで、足裏に合わせます
2. 下の写真のように、足指が割り箸より1cm以上浮いていたら、【浮き指】です!
我が家のテストパイロットで試す
さてさて、我が家の第一子・くわちゃんがチャレンジしてみましたー いかに?
おー! ぴったり足指と割り箸がくっついております。お見事!!(よかった)
ついでに、Maringo mamも試す
1mmくらいは浮いていますが、まったく問題なしだわ。
ちなみに割愛しましたがダンナさまも試しました。きちんと足指と割り箸がくっていていました。良かった、良かった。
※くわちゃんは赤ちゃんの頃から外遊びや裸足育児を心掛けていたので、足裏をたくさん刺激しています。この【浮き指チェック】の結果は、当然。ふふ。
またまた、Maringo mamが強く提唱する【外遊び】【裸足で遊ぶ】はとても大切だということが立証されましたわー。
【浮き指】になってしまったら
それでは浮き指になってしまった場合、どうしたら改善できるのでしょうか? それは…
足裏への刺激を与え、足指を使って足裏が踏んばろうとする機能を活性化させること
子どものうちに改善しておかないと、成長した時に体が歪み、様々な症状が出てきてしまいます。早急に改善しましょう!
【改善法 1】 ビー玉を踏む
100均などで売っているビー玉を、足が入るくらいの箱の中に一袋全て入れます。椅子に座り足裏でビー玉を踏んで、足裏のツボを刺激しましょう。
ここで肝心なのは、足の裏に刺激を与えるということ。砂場や海岸、河原にある玉砂利の上を歩くのと同じことを部屋で行うので、ただ足を乗せるのでは刺激になりません!
土踏まずにグッと押し込むようにふむと、足の甲が上がり、指が自然に足裏側に向かって縮まります。また、突起のいっぱいついた健康器具(踏み竹)をふむのも刺激になりグッド。
【改善法 2】 タオルつかみ
イスに座り、床に広げたタオルを裸足の指でたぐり寄せます。慣れてきたら、早くたぐり寄せるなど遊び感覚でやってみるといいでしょう。
【改善法 3】 足指じゃんけん
足の指を使って、【グー】【チョキ】【パー】を繰り返す訓練法です。一度に10回ほど繰り返してみましょう。
グー
チョキ
パー
【改善法 4】 片足立ちでバランス
バランスを取ろうと、足裏は自然に全体を使うように動きます。
【改善法 5】 つま先立ちをする
【浮き指】状態で、使えていないつま先をダイレクトに訓練する『ストロングスタイル』改善法!
【浮き指】予防法
浮き指は、なる前に防ぐのがポイントです! 普段の生活で何気ないことから改善して、浮き指にならないようにしましょう。
ぴったりサイズの靴を選ぼう
これはとても大事。靴は大きすぎても小さすぎても、指を反らせたり丸めたりして靴が脱げない姿勢を作ってしまいます。
合わない靴=歩きにくい
というのが浮き指の原因になります。
靴を選ぶ時はお店の人と一緒に相談しながら、購入するこをオススメします。
裸足や外遊びの時間を増やそう
外遊びを多くして、裸足でも遊べそうでしたら、どんどん外で裸足になって下さい。足裏を刺激するのです!
室内でもスリッパを履かずにできるだけ裸足になる機会を増やすとグッド!
歩き方に注意!
かかとから着地するのではなく、前に出した足の裏全体がほぼ同時に地面につく歩き方をするよう注意してみてください。
少し難しいので、最初は静かにゆっくりと、出した足の外側(小指側)から着地するよう意識すると、かかとだけでドスンという歩き方になるのを避けられます。
【まとめ】
今回の記事はいかがでしたか?
5歳児の約9割が【浮き指】と言う事実には、正直驚きました。
早めに改善しておかないと、成長した時に体の不調がでてきます。今から改善や予防をしっかりしておきましょうね!