みなさん、おはこんばんにちは! いっつも元気なMaringo Mamです!
ここ北海道では9月に入り、もう秋の雰囲気が色濃くなり始めております。そんなところで今回は、みんな大好き【虫取り】についてのお話。
今年の夏はお子さんと虫取りをしましたか? 我が家の第一子・くわちゃんは最近になって、虫取りにハマったようで毎日幼稚園から帰ると虫取り網とカゴを持って外を走り回っています。
実は虫取り、子どもたちの脳や心に良い効果があるとされています。さてどのような効果があるのでしょう・・・
【虫取り】の効果はいかに?
『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』(文響社)の著者で、脳の発達やメカニズムの研究で有名な瀧靖之(たき やすゆき)さんは、子どもの好奇心と脳を刺激する秘密道具の中のひとつとして“虫取り網”をあげています。
虫取りをすることで瀧先生は以下の効果が期待されると言っています。
☆ 子どもの好奇心が大きく育つ
子どもが図鑑で気になる虫を見つけ、虫取り網を持って野原や公園を探しにいく。図鑑の中のバーチャルな世界と現実の世界を、実体験を通して結びつけることで、子どもの好奇心は大きく育ちます。
また逆も同じことが言えます。珍しい虫をとってきて、図鑑で調べてみる。このことが、子どもの好奇心を刺激します。
☆ 自ら発見し、学びを深めて伸びていく
子どもの好奇心をたくさん刺激できれば、自分で発見して考えることが出来るようになります。
学びは、【ワクワクした好奇心】から始まりますからね。
我が家のテストパイロット
確かにくわちゃんは、毎日ワクワクして虫取りに励んでいます。そして取った虫の羽の色や体をよく観察して学んでいます。
【虫取りで理系の天才に!?】
好奇心や学ぶ力を育てるだけでなく、虫取りにはまだまだ素晴らしい効果が!
幼児期に虫取りに熱中した子どもは・・・
理系の天才になる可能性あり!
虫取りは、【脳】【手】【目】を使う。
そして、探すために試行錯誤する。
虫が取れないと、どうすれば虫が取れるのか方法を探すため、自分で考え、問題解決能力を上げることになる。池田清彦(生物学者)
文部科学省は、「2020年から小学校でのプログラミング教育の必修化」が決まりましたね。なんだか虫取りもそれに似た効果がありそう。
考えて実行して、失敗して、また作戦を立て直して、再チャレンジして…。そして問題を解決をしていく。論理的に、創造的に考える訓練になりそうです。
プログラミング教育とは…
「コンピュータに意図した処理を行うように指示することができる」ということを子ども達に体験させながら、将来どのような職業に就くとしても時代を超えて普遍的に求められる力としての『プログラミング的思考』などを育成するもの
(文部科学省より)
そして、『プログラミング的思考』というのは・・・
プログラムとは、命令の集まり。
プログラムをコンピュータが分かるように作ることがプログラミング。
そしてこれを実現するために必要な思考を『プログラミング的思考』と呼ぶ。
プログラミング的思考とは、コンピュータに仕事をさせるための思考。コンピュータは自分で命令を作ることはできません。問題を解決するための命令として最適なものを人間が考え、コンピュータに渡すことが必要になります。
よって、問題解決能力が必要となるのです。
【生と死】を学べる虫取り
幼児期に虫を飼育することにより、命のことや他者への思いやりを育むことができるのです!
埼玉大学教育学部のケース
埼玉大学教育学部で行われた研究を見てみましょう。
《青虫を捕まえたぞ》
毎日世話をしていたアゲハ蝶の幼虫(青虫)がサナギになったものの蝶になれなかったケースに接した子どもは、蝶になることの難しさや命の儚さ、生きることの大変さを感じることが出来るようになります。
《幼児が大好きダンゴムシの場合》
毎日元気に動き回っていたダンゴムシ。
しかし突然に楽しく世話をしていたダンゴムシが死んでしまいました。
子どもは怖さを感じ、触れなくなったそうです。
そのことから、子どもなりに死を受け止めている様子が伝わりますよね。
虫取りに出かけて捕まえた虫を飼育することで、【子どもの好奇心】【心を育む効果】が倍増することが期待できる。
ぜひ、あなたもお子さんと一緒に虫取り&飼育をしてみて下さいね!
【まとめ】
今回の記事はいかがでしたか?
虫取りには、好奇心や心を育む効果があります。
また虫取りをする過程で、将来必要な《問題解決能力》を訓練することが出来ます。
まだまだ虫達が活発に動いている秋のうちに、お子さんと一緒に虫取りをして楽しんでみてはいかがでしょう?