Maringo mam のハッピー胎教 & 育児メソッド

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【出産後のママたちへ 産後の肥立ちに要注意! 絶対安静・何もしない!】

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みなさん、おはこんばんにちは! 今日もすこぶる元気!Maringo Mamです。

あなたは、『産後の肥立ち』の意味をきちんと理解していますか?

んー…、とりあえず産後は休まないといけないんだよね?

んー…、そんな認識ではまずいですね。取り返しのつかないことになるかも。

今回は、《産後の肥立ちの大切さ》をしっかり学んで、来るべき産後の過ごし方をきっちり準備しておきましょう。もちろん、ダンナさまも必見で!

ほな、まいりましょう!

 

【産後の肥立ち】とは

出産後、ママの身体は妊娠前の正常な身体に戻ろうとします。この状態を【産後の肥立ち】と言い、現在では「産褥期」(さんじょくき)と呼びます。

医学が発達する前の日本では、出産後の母体の栄養状態が悪いことが多かった為、体力が回復せずに床に伏せがちな母親が多かったそうです。

また、弱った身体で家事をしたり、衛生環境が良くない場所で過ごすことで、細菌に感染し様々な病気になるお母さんが多かったようです。

このようなことを、「産後の肥立ちが悪い」と呼びます。

産後の肥立ち(産褥期)はいつまで?

大きくなった子宮が元の大きさに戻るまでには、6~8週間ほど必要です。ママの一ヶ月検診で問題がなければ、普通の生活に戻って良いとされています。つまり、この時【産後の肥立ち】が終わるということですね。

ちなみに、産後の肥立ちが終わって元の生活に戻ることを「床上げ」と呼びます

産後すぐのママの体と心の状態を知ろう!!

妊娠~出産~産後と、ママの体はさまざまに変化していくので、その負担は相当なものです。

産褥期は出産という大仕事を終えたのも束の間、赤ちゃんのお世話も重なるため、疲労度はピークに!!

産後の骨盤

・最大限に開いていた状態から、少しずつ閉じはじめる
・ホルモンの影響で靭帯が緩み、歪みが起きやすい状態
・骨盤底筋が緩み、尿モレが起きやすくなっている

 

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産後の子宮

・通常の大きさの約7倍にまで大きくなった子宮が元に戻ろうとするため、後陣痛による痛みを感じます。後陣痛は初産婦より経産婦、自然分娩より帝王切開の方が、より痛みが強い傾向があります。

・はがれた胎盤が悪露(おろ)となって排出されます。

産後の腰

・おなかを突きだした姿勢をとっていたために反り腰になり、腰痛になることも。
・おむつ交換・授乳・抱っこなどをすることで不自然な姿勢になり、歪みが生じて腰痛を感じる人が多いです。
・筋力が低下していることで背筋や腹筋が衰退しています。腰を支えることができる力が無くなっており、痛みを伴う場合が多いです。

その他

・会陰切開や裂傷による傷の痛み。
・帝王切開による傷の痛み。
・ホルモンの変化による産後ハイや産後うつ。

産後の肥立ちが悪いと起こること

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子宮復古不全

出産後、数週をかけて元の大きさに戻っていくはずの子宮が、なかなか大きさがもとに戻らないためにいつまでも悪露(おろ)が続く状態のこと。

産褥熱

子宮や産道から細菌が入り込んだことによる感染による熱。高熱が続きます。

乳腺炎

乳腺内に母乳が溜まっていくことで起こる場合があります。また食べものが原因だったり、なんらかの理由により乳腺で感染を起こしたことで乳腺炎になる場合もあります。

胸の張りと鋭い痛み

感染を起こした場合は、高熱を伴う場合もあります。(←Maringo mam経験済み。すごーく辛かったー。)

高熱で震えがきました。そしておっぱいがカチカチで出ない。くわちゃんはおっぱいが欲しくて横で泣く。世にも恐ろしい経験でした。

産後鬱(うつ)

【マタニティブルー】とも言われます。

・産後のイライラ
・食欲がわかない
・気分の落ち込み
・育児に対する不安
・子供や夫に愛情を持つことができない

尿漏れや腰痛

妊娠出産時におこる骨盤の歪みや、骨盤が広がることによる症状。

 

「産後の肥立ちが悪い」とこんなにもたくさんの症状が出ます! 出産という大仕事を終えた後ですが、休むことなく育児が始まります。産後の肥立ちは本当に大事!!

死亡する可能性もある

昔は、『産後の肥立ちの悪さ』から亡くなる方が少なくなかったそうです。

その原因は、

・子宮復古不全によって出血が止まらず、失血死
・産褥熱や乳腺炎による発熱が悪化し、血液自体が細菌感染を起こしてしまう『敗血症』による死亡

など。 

昔とちがい、現代の産後ケアは改善されつつあるものの、産後の肥立ちの悪さで無くなる方は「0」になっているわけではありません

比較的体力に自信がある人。我が子の誕生で希望に満ち溢れ頑張りすぎてしまう人。気持ちはわかりますが、出産直後は本当に気をつけなければならない時期というのを忘れずに!

産後の肥立ち、更年期に影響が!?

産後の肥立ちが悪いと、更年期障害になりやすいと言われています!!(更年期 : 40歳〜55歳ころ)

出産したばかりで、「そんな先のこと?」と思いますよね。ですが、これにははっきり理由があります。

骨盤の歪みが原因です

産褥期(出産後6〜8週間)は、出産時に緩んだ骨盤が徐々に戻っていく時期でもあります。この時期に無理をすることで、骨盤に歪みが生じてしまいます。

骨盤が歪み、そのままにしておくと更年期になったときに下腹部の臓器の血流が悪くなったり、子宮筋腫になりやすくなります。

また骨盤の歪みにより、産後に頭痛(片頭痛)が起きやすいくなると言われています。

昔から日本では、『産後は無理をしてはいけない』といいます。うん、納得。

産後の肥立ちを悪くする生活習慣

どれも多くの女性がやりがちです。なぜダメなのか、しっかり意識して。キーワードは「絶対安静!」

● 無理をする

産後すぐの体は、疲労やホルモン変化の影響を受けています。これにより免疫力が低下しやすくなり、疲れやすくなっています。また、産後は数時間おきに授乳が始まります。授乳は思った以上に体力を消費してしまうので、家事や外出を行うと余計に疲れやすくなります。

産褥期は、普段の生活すら「無理」にあたります極力安静に! 外出は控えるべし!!

● 産後すぐに動き回る

まだ骨盤が開いている時期に動き回ると、左右の骨盤のバランスが崩れます。そして骨盤を閉じていく過程で歪みが生じてしまいます。

重ねて申し上げる。産褥期は、極力動かない! 絶対安静!!

● 足を組む

そのほか、

・階段を駆け上がる
・体重が重い上の子を立ったまま持ち上げる
・買い物で重い荷物を持つ

↑このようなことは、極力避けるべし! そしてしつこいが、安静安静!

● 過度な食事制限

「産後は痩せやすい」という言葉をうのみにして、この時期に過度な食事制限をともなうダイエットを行うのは言語道断、絶対NG!

体力の消耗が激しい産後すぐは、栄養バランスのよい和食中心の食事をしっかり摂る必要!!

産後の肥立ちを良くする為にするべきこと3つ

とにかく休息をしよう!

さっきからしつこく言っている、「絶対安静!」これ基本。とりあえず目安は、

退院後2~3週間は安静にしましょう!

赤ちゃんのお世話以外はなるべく横になって過ごすこと。

 

また、昼夜問わず授乳やおむつ替えをするため、ほとんどのママは寝不足になります。

昼間でも赤ちゃんが寝ている間は、隣で一緒に寝て身体を休ませてくださいね。

食事に気を配る!

良質なおっぱいを出すためにも、和食中心のバランスの良いメニューを三食しっかりとることが大事です!!

特にタンパク質・カルシウム・鉄分は意識してとるように。

授乳期間中は知らず知らずのうちに水分不足になるので、意識して水分をとることも忘れずに。 冷たい飲み物ではなく、温かい飲み物で身体を冷やさないようにしましょう。

周りにキッチリ頼ろう!

なかには上のお子さんがいるなど、産後ゆっくりしていられないママもいると思いますが、

積極的に里帰りしたり、ダンナさまに頼ったりしましょう!

「TEAM 甘え上手」になるポイント!

ダンナさまの掃除や洗い物・料理が多少下手でも、口も手も出さないこと!!

笑顔で「ありがとう」と言って、思いっきり甘えましょう。そして、ママは安静! 何もしない!!

また、周囲のサポートが得られない場合は、今はネットスーパーや宅配で食事もあります。そしてファミリーサポートセンターやヘルパーさんを利用してもよいでしょう。 

 

ちなみにMaringo mamの母(68歳)も最近ドゥーラの資格を取得し、産後ママさんたちのために活躍しております!

まとめ

今回の記事はいかがでしたか?

産後の肥立ちの大切さがわかりましたね。 ママだけの知識にせず、ダンナさまや周りの家族にも伝えて、産後をしっかり乗り切りましょう!

ママは家族の太陽でないといけません!(Maringo mamの持論)

そのためにも休まなければならない時には、しっかり休んでくださいね。