みなさん、おはこんばんにちは! 今日も元気なMaringo Mamです!
今回は、出産を終えたばかりの【新米ママがなりやすい腱鞘炎(けんしょうえん)】についてのお話。
腱鞘炎(けんしょうえん)
腱とは、筋肉と骨をつなぐ筋のこと。その働きによって、指を曲げたり伸ばしたりする動作が出来ます。腱鞘とは、この腱を包む鞘(さや)のことです。
腱鞘炎は、この腱と腱鞘がこすれて炎症を起こす病気です。炎症があるために、腱のスムーズな通りを邪魔している状態になっています。そのため、手指を動かしたり、ものを握ろうとすると痛みが起こります。
産後、腱鞘炎になる理由
1. 女性ホルモンの影響
意外にも、女性ホルモンが腱鞘炎に大きく影響しています。
女性ホルモンは、骨や筋肉、関節にも影響を与えているホルモンです。そのため、女性は妊娠中や産後、更年期など、女性ホルモンの変動期に腱鞘炎が多く見られる傾向があります。
もともと男性よりも腱が柔らかい女性。産後はホルモンバランスの変化から、腱がもっと柔らかくなり腱鞘炎にかかりやすくなります。
2. 産後は手を酷使しやすい
常日頃、女性は家事で手首を使うことが多いですよね。包丁を使ったり、フライパンを振って炒めものを作ったりすることは日常的な動作です。この食事の支度だけ見ても、手には様々な負担がかかっています。
それに加えて、産後は慣れない育児で必要以上に手首に力を入れてしまいがち。授乳や沐浴、おむつ替え、抱っこ… 自分で思っている以上に、頻繁にそして継続的に手首を酷使しています。
産後はホルモンバランスの乱れ、そして手の酷使と、腱鞘炎を起こしやすい条件がたくさん揃っている状況なのです!
腱鞘炎は、いつ治る?
育児に休みはないし、赤ちゃんを抱っこしないわけにはいかない。…でも、早く治したい腱鞘炎。
しかし、腱鞘炎は放っておいて自然に治癒するものではありません。
自然に治ったかのように思うのは、無意識に体の使い方を変えていき、患部にかかっていた無理な負担が減った結果、そのように感じるだけなのです。
赤ちゃんがハイハイし出すと、抱っこをする回数が急激に減ります。その為、生後9~10ヶ月あたりに痛みが消えるママ達がとても多いです。
つまり、酷使してきた部位の負担を減らすための工夫が必要になります。
腱鞘炎予防 楽な抱っこの仕方。これ、必見デス!
病院へ行こう
とは言え、腱鞘炎解決への近道は病院へ行くこと!!
とにかく、痛みが気になりだしたら早めに整形外科や整体院への受診をおすすめします。産後のママさんたちは、痛みがありながらも赤ちゃんの世話のために無理に手を使います。そのため、産後の腱鞘炎は治りにくく、状態が悪化してしまうという人も少なくありません。最悪手術をするケースもあります。
痛みを抱えながらの育児は辛いものですし、だんだん憂鬱になってしまうものです。腱鞘炎は症状が軽いうちに受診すればするほど、完治も早くなります。
腱鞘炎。我慢はせずに、出来るだけ早めに整形外科や整体院での治療を。
ちなみに、家でできちゃう【腱鞘炎予防・対策】
(産後の腱鞘炎予防 ストレッチ)
(指ヨガ腱鞘炎改善)
その他、アイシングや湿布、テーピングでの応急処置もできますが、それはしょせん一時的な処置。辛い痛みには、やはり、早めの受診を。
腱鞘炎予防の【手抜き育児】
『ひどい腱鞘炎で、育児もままならない…』 そんな状況に陥るのは避けたいものです。それならばいっそのこと、腱鞘炎にならないように上手に手抜きをしましょう。
抱っこ紐・スリングを使う!
手首や指の負担を軽減できます。正しい装着をすることで猫背を防ぐこともできるので、腰痛対策にもなります。
抱っこする腕を交互バランスよく使う!
赤ちゃんを抱っこするとき、どちらか一方に偏って抱っこしてしまうというあなたは片方の手ばかりを酷使しています。つまり、腱鞘炎になるリスクが高いということ。
赤ちゃんを支える腕は、意識的に左右交互にしましょう。
抱く方向が片方に癖がつくと厄介です。毎回ママ自身がしっかり意識をし、左右バランスよく抱くこと
授乳中の姿勢を工夫!
授乳中はずっと同じ姿勢でキープしなければならないので、当然腕や手首に負担がかかります。
授乳クッションを使って手首の負担を減らしたり、横になりながら授乳するなどママが少しでも楽な姿勢をとるようにしましょう。
できるだけ休む!
育児をしながら家事をしているとどうしても利き腕に負担がかかり、フライパンを持っているときに腱鞘炎を発症してしまうということも十分に考えられます。休めるときに休む、上手に家事を手抜きするなど工夫が必要!
指のストレッチ!
赤ちゃんを抱っこしたり、家事で指を動かす前に、指のストレッチをするのはとても効果的。
指ヨガのyoutubeを見ながらリラックス。指のストレッチはオススメ!
栄養素!
ホルモンバランスの変化により腱鞘炎のリスクが高まるので、産後はホルモンバランスを整える食生活を心がけましょう。
意識すべき3点は、コレッ!
・大豆イソフラボン(納豆、豆腐などの大豆製品)
……女性ホルモンに似た作用を持つ
・ビタミンB6(バナナ、マグロ、カツオなど)
……女性ホルモンの代謝に関与し、ホルモンバランスを整える
・ビタミンE(うなぎ、納豆、干し椎茸など)
……ホルモンを分泌する器官である卵巣の細胞膜が酸化するのを防ぎ、ホルモンバランスを整える
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
産後、腱鞘炎になるママは多いです。しっかりと予防をすることが、大切ですね。ママが辛いと赤ちゃんも周りの家族も悲しくなります。周りに頼りながら、そして工夫をしながら腱鞘炎対策をしていきましょう!
赤ちゃんには、ママの笑顔が一番!
ママの笑顔を絶やさぬよう、できることからしっかり意識していきましょうね。