みなさん、おはこんばんにちは! 今日も元気なMaringo Mamです!
今回は、【妊婦の冷え】についてのお話です。
明日から9月。こちら北海道では、朝晩の空気が冷たくなってきました。さて、妊婦が冷えると出産や胎児に影響するのでしょうか? これから迎える冬に向けて、冷え対策をバッチリにしておきましょうね。
【冷え】
《冷えは万病の元》ともいわれ、体が冷えると【肩こり】【頭痛】【腰痛】【腹痛】【生理痛】【不眠】などの不快症状が現れてきます。
また冷えは、不妊の原因の一つとも考えられています。
冷えは女性に多く、血行不良や更年期などが関係していると考えられています。体の外から受ける冷えと、ホルモンバランスや食生活など体の内面からくる冷えがあります。
Maringo Mamは《末端冷え性》で冬になると手足の指先がいつも冷たくなります。早急に対策せねば!
妊婦は冷えやすい【原因】
女性はもともと冷えやすい体質の人が多いのですが、妊娠するとホルモンバランスの変化などから、さらに冷えやすい体質に変わってしまいます!
妊婦が冷えやすい主な原因には、次のようなものが挙げられます。
●ホルモンバランスや自律神経の乱れ
睡眠不足やつわりによる倦怠感、ホルモンバランスの変化によるイライラなどで、妊娠中はストレスが溜まりやすくなります。
ストレスによって自律神経が乱れると、血管が縮みやすくなり、血の巡りが悪くなることで、冷えにつながります。
●姿勢による血行不良
妊娠中は大きなおなかを支えるために、おなかを突き出すような姿勢を無意識に取ってしまいます。
この姿勢が骨盤に負担をかけ、全身に血液が巡るのを妨げてしまい、冷えにつながることがあります。
冷えの原因になりうる、【妊婦の骨盤事情】についてこちらも合わせてどうぞ!
●運動不足による筋肉量の低下
妊婦は運動不足になりがちですよね。
運動不足になると、当然全身の筋肉量が減っていきます。妊娠前と比べて筋肉運動による発熱や血流が低下してしまい、結果冷えやすい状態になります。
●夏場のクーラー
体が冷えることそのものが、冷えの原因となります。
特に夏場はクーラの効いた部屋で過ごすことが多くなるため、知らない間に体が冷えがちです。
冷えは【妊婦の大敵】
妊娠中の冷えは、母体や胎児に様々な影響をもたらす恐れがあります。母体には、次のような影響が出る可能性が・・・
● おなかが張りやすくなる
● 腰痛や便秘になりやすくなる
● 足がむくみやすくなる
● 足がつりやすくなる
これらの症状は妊娠中に起こりやすいもので、全ての原因が冷えであるわけではありません。しかし、症状が見られたら、冷えの対策を始めてもいいかもしれません。
Maringo Mamは、『足がむくんでいるなぁ』と感じて足を触ると冷たい時が多いです。血流が悪くなって冷えてむくんでいるのだと思います(汗)
冷えによる【出産への影響】
体が冷えると筋肉が硬くなり、血行が悪くなります。そのため、子宮がうまく収縮できず、本来お産が進むに連れて強くなるはずの陣痛が、強くならない可能性があります。
陣痛が弱いと子宮口が順調に開かず、出産に時間が掛かってしまうなどの影響が出る可能性も。
また、妊娠中の冷えを産後まで放っておくと、慢性的な冷え性になってしまうことも。できるだけ早めに解消しておきましょう!
冷えが原因になることも!?
ひどい冷えの場合は、妊婦さんに以下のような影響が出ることも・・・
・切迫流産
(妊娠22週未満で出血や痛みの症状を伴い流産しかかっている危険な状態)
・切迫早産
(妊娠22週~36週の間に早産しそうな状態になること)
・逆子
(子宮内で赤ちゃんの頭が下ではなく、上を向いている状態)
ママの腹部が冷えると、おなかの中の赤ちゃんは温かい場所を探して動き回り、それが原因で逆子になる事があるといわれています。
妊娠中は季節に関係なく、手足・腹部などが冷えてしまいます。
夏場で冷房の効いた部屋でおなかを出して寝る、などは避けましょうね。腹巻などを着用する習慣をつけるとおなかが冷えずグッド!
食生活から考える【冷え対策】
体の外側・内側、どちらから冷えるのもよくありません。ただでさえ冷えやすい妊婦さんの体。どうすればおなかの中まで温かくなるのでしょう?
体を冷やす食物をなるべく控える
食べ物や飲み物によって、体を内側から冷やしてしまうことがあります。そこで利用したいのが、漢方の考え方。
漢方には、【陽性食品】と【陰性食品】という考え方があります。
陰性食品
体を冷やす効果がある。
夏に積極的に摂取する事で、熱を放出して体を冷やし、夏バテ予防が期待できる。
陽性食品
体を温める効果がある。
冬の時期に積極的に摂取することで、体の冷えを防止できる。
※陰性食品は、冬に摂取しすぎるとむくみの原因になることがある。
体の冷えが気になる妊婦さんは、【陰性食品】の摂りすぎに注意することが冷え防止のポイントとなる。
主な【陰性食品】一覧
体の熱を放出して、身体を冷やす「陰性食品」には以下のようなものがあります。チェック!
野菜
・きゅうり ・トマト ・スイカ ・レタス ・白菜 ・キャベツ ・オクラ
果物
・パイナップル ・バナナ ・マンゴー ・みかん ・レモン
飲み物
・コーヒー ・ジュース ・清涼飲料水
体を冷やす食べ物は、夏が旬の食べ物や暑い地方で栽培が盛んなものが多いです。逆に冬が旬の野菜や寒い地方で育つものは、体を温める効果があるとされています。
「陽・陰」簡単な見分け方をご参考に・・・
旬で見分ける
・夏が旬の野菜や果物は、体を冷やすものが多い
・冬が旬の野菜や果物は、体を温めるものが多い
育ち方で見分ける
・土の上で育つ野菜は、体を冷やすものが多い
・土の中で育つ野菜は、体を温めるものが多い
色で見分ける
・白や、青、緑色の食べ物は、体を冷やすものが多い
・黒・赤・オレンジ色の食べ物は、体を温めるものが多い
白米や白いパン、白砂糖などは体を冷やしてしまいます。それに対して、黒砂糖・赤身のお肉、海藻類などは体を温める事で知られています。
【陰性食品】も一手間かければ大丈夫
陰性食品の野菜全般を控えなくてはならないのか・・・
そんなこともありません! 陰性食品でも、これらの野菜に一手間加えれば体を温める食べ物へと早変わり!!
ひと手間=【熱を加える】【発酵させる】
白菜やオクラなどの体を冷やす野菜でも、キムチにしたり漬物にする事で、体を温める食材へと変化します。(これ発酵ね)
ただし、妊娠中積極的に摂取したい葉酸は熱に弱いため、生の野菜や果物を適度にとることも必要となります。
どちらかに偏らず、バランスよく食べることが大切。『体の冷えがひどく気になるなら、少し陰性食品を控える』というように、自分の状態をしっかり把握した食生活を送りましょう。
冷たい空気から体を守る
ここまでは、体の内側から温めること中心のお話でした。
しかし、直接的に体の冷えを防ぐ意味で外気にも注意をすることが必要です。クーラーや扇風機、冬の冷たい風などの外気にも気をつけましょう。
《対策方法》
・腹巻で冷えを防ぐ
・体が温まるものを食べる(飲む)
・適度な運動(ウォーキングやヨガなど)で血流を改善する
・夏場もなるべく靴下を履く
おなかの冷えは、逆子などの原因となってしまいますので、しっかり対策をとって温めていきましょうね。
【まとめ】
今回の記事はいかがでしたか?
妊婦の冷えは要注意です。
食べ物や運動などで対策をしっかりとって、Maringo mamと一緒に冷え知らずの元気な妊婦を目指しましょう!